サイト構成表とは?
エクセルで、追記や絞込み・並べ替え自在の「サイト設計図」
企業ホームページの運営では「PDCAサイクル」が必要になると言われます。計画してその達成度を測り、次の施策を打つ。そうすれば次第に狙いは達成され、サイトの成果は高まっていきます。多くのウェブ担当者はホームページの専門家ではありませんから、「やってみて結果を確認し、次の手を打つ」というPDCA方式が最も着実に成果を得るのに大切な運営の進め方です。
その基盤となるのが「サイト構成表」です。
持っていないのがおかしいと考える
サイト構成表はエクセルで作成する、ページのリストです。これには2つの役割があります。
1)全体の構成を把握する
2)詳細なページを把握する
まず、ホームページの担当になったら、自社のサイトやライバル会社のサイトがどのような構成になっているかを把握する必要があります。この時には、第2階層~第3階層ぐらいのサイト構成表が便利です。これを持つことで、自社がどんな情報発信を行っているか、他社が何を狙っているかをつかむことができます。
ホームページで成果を出す、さまざまな戦略を展開する、という上で、この把握は不可欠です。
詳細なページが書かれたサイト構成表もとても大切なものです。自社のサイトについて「全部で何ページあるのか」「どのページにどんなことが書かれているのか」を常に把握したいものです。
そこで、全階層を網羅した全ページのサイト構成表を作成します。そこには、ページタイトルやメタキーワードやディスクリプションなども入れましょう。これで「どのページに何が書かれているか」をつかむことができます。
これを把握せずにSEO対策を行うのは、成果が出ないのが当然と考えなければなりません。狙いたいキーワードがサイトにどれぐらい含まれているのか分からないのですから次の手を考える素材がありません。
例えば資料請求が目標だと考えた場合、あるページを見ている人が「この資料がほしい」と思うことによってサイトは初めて効果を生み出します。しかし、どのページを見ているかによって「資料がほしい」という気持ちは種類が違うものとなります。それぞれの気持ちに沿った形で資料請求へ誘うことができなければ、「ほしい」という気持ちをボタンクリックに結び付けられません。
詳細なサイト構成表があれば、「このページからはこう誘う」「こちらのページではこう」ということを検討できます。
このように、サイト構成表はウェブ戦略を展開する上でなくてはならないものです。「持っていない方がおかしい」というぐらいに考えておきましょう。
リニューアルしたときには作成するのですが、コンテンツの追加や削除によってすぐに古いものになり、最新の状態は誰にも分からない、ということになってしまいます。これを防ぐには、節目節目に最新のサイト構成表を入手しておくことです。リニューアルした制作業者も、後日になるとなかなかサイト構成表の更新はしてくれません。だから、手軽に最新状態をエクセルの表にできる、格安サイト構成表作成ツール「Site Map On」が役立つのです。
サイト構成表には何が書かれているべきか?
サイト構成表は構造とページ内容を把握し、次の手を打つための道しるべです。そこにまず書かれているべきことは、次のようなものです。
ページの通し番号
この番号を元に議論することで、全員が共通した認識を持つことができます。
ページの名前
正確なURLは不可欠なものですが、それでは慣れていない人には伝わりません。
誰でも分かりやすい「製品情報」「製品A」といったページの名前をつけることが大切です。
階層とURL
階層を整理してURLを分かりやすく掲載することが欠かせません。
フルURL
少し長くなってしまいますが、これがあればエクセルをクリックするだけでページが確認できるので大切なものです。
ページタイトル
ページの名前とは別に、実際にそのページに書かれた「ページタイトル」を把握しましょう
SEO対策では欠かせないものです。
メタ・キーワード
これもSEO対策に欠かせないものです。検索エンジンがどれぐらい重視するかではなく、どのページに何が書かれているかを把握する上で欠かせないものです。
メタ・ディスクリプション
これもSEO対策に欠かせません。この説明文によって、検索結果で紹介された時に検索者に選ばれるかどうかが決まります。
Googleアナリティクスタグ
古いコンテンツにはタグが挿入されていないページもあるかもしれません。
新しいページでも制作会社が入れ忘れていた、ということは少なくありません。
もれなくタグを挿入するためにGAタグの有無を取得します。
タグマネージャ
GoogleやYahooのタグマネージャを使うことも広がっていますが、後付けになるので入れ忘れや、あるページはタグマネージャなのに別のページではGAタグだけ、といった食い違いが起こるものです。
Site Map Onでは、こうしたタグの有無を取得しています。
こうした情報が基本となり、次の施策を検討することが可能になります。